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はれ,父のリビング・ウィルと僕の葛藤と

実は今回僕が実家に帰った理由は,入院している父の容体が急変したからです。すべてが終わってから日記を書くつもりだったのですが,気が変わりました。今の時点で考えていることや起こったことを書いておこうと思っています。

2日の夜にクルマで実家に向かい,夜中だったのですが直接病院に行きました。父親は前回見たときよりもかなり弱っていて,すでに自力で起き上がることが難しくなっているほどでした。

3日の午前中に担当医から状況を聞きました。本人が抗ガン剤を拒否し続けたこと,現在末期の多臓器不全が進行しており,いつ何が起きてもおかしくない状態にあること。

そして最後にこう聞かれました。

「呼吸器などの延命治療はどうされますか?」

通常であれば,本人が抗ガン剤を使用しないことを選択した時点で無理な延命を行わないことを選択するべきだと思います。

でも,頭ではわかっているけど納得できませんでした。自分の勝手な希望であり,理想論かもしれませんが,どんな形であっても生きていてほしいと思っていました。

そして最終的な決断は長男の僕に一任されることになりました。状況を考えると,もう迷っている時間はありません。

その時に,医療現場で働いている義理の姉からのメールを見ました。そこには,こう書かれていました。

「どちらを選んでも,家族には悔いが残ると思います」

僕はずっと人前で泣かないようにしてきたのですが,これを見たときに涙を抑えることができませんでした。

そして僕は,担当医に延命処置をしないことを告げました。

どちらにしても悔いが残るのであれば,本人や周りと,そしてずっと同じ症状の患者を見続けてきた現場のお医者さんたちの意見に,僕も従うことにしました。

僕はその決断にいつか後悔するかもしれません。でも,それも含めていろんな思いをまとめて背負って生きていこうと思うことがやっとできるようになりました。

これからまた付き添いをしに病院に向かいます。こうやって決めた以上,僕には目の前にあるできることをやっていくだけです。

たとえどんな結果が待っていようとも。

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