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くもり,未知の10kmへ

来月参加する予定である駅伝リレー大会の,リハーサルというか顔合わせというか合同練習のために皇居へ行ってきた。こまちもそんなに長時間じゃなければ大丈夫そうだったということもあったのだけど。

とは言っても最近いろいろあって(ずっといろいろあるじゃないかという話もあるけど)全然練習していなかったこともあり,正直どのくらい走ることができるのか不安だった。そのため,今日の予定では皇居一周で5kmを30分くらいで走るつもりだった。

ところが,走るうちに今日は二周してみようと思うようになった。自慢じゃないけど,僕が今まで走った最長不倒記録は5km,つまり皇居一周がやっとだった。

そういう思いが湧いてきたのは体調が悪くなかったことももちろんあるけど,一番の原因は自分の自信になることを自分が強く欲していたからだった。今まで自分ではできなかったことができるようになれば,それは自分にとって大きな自信につながる。

よし,今日はどこまでいけるかわからないけど,できるところまでやってみようと決心して一周目を終えた。

そして二周目に入ってすぐ僕は後悔することになった。こんなきついことをもう一回やるのかよ,やめておけばよかったという思いがふつふつと湧いてきた。竹橋を過ぎてから1kmくらいまではずっとそんな思いと戦いながら走ることになった。

でもそのうち,終わった後に飲むプレミアムモルツのことを考えるようにした。今更後悔したところで何も役に立たないし,それくらいなら今をどうやって乗り切ればいいか考える方がよっぽど建設的だ。僕はここに来る途中にあったプロントの冷えたタンブラーに入ったプレミアムモルツのことを考えて走り続けた。

そしてGPSをちらっと見ると走行距離は7.6kmを指していた。二周目も半分以上過ぎて,もうこうなったら何が何でも10km走ってやろうと決めた。右膝はだんだん痛くなるし,呼吸も速くなってきたけどとにかく止まらないように足を前に出し続けた。

残り1kmは,ずっと毎日新聞社の本社ビルを探しながら走った。そのビルまでくればそこは1時間ほど前に走り始めた竹橋駅の前だからだ。

そしてようやくゴールすることができた。結局未知の世界だった10kmを62分で完走することができたのでほっとした。これでようやくフルマラソンへの挑戦権を手に入れることができたと思うとなんとも言えない気持ちになる。それは僕が走ることを始めてからずっと欲しかった通行手形のようなものなのだ。

うまくいかないことの方が圧倒的に多い僕の人生にだって,たまにはうまくいくことだってあってほしい。それがたとえ,他の人が走り始めて数回でたやすく手に入れられることであったとしても。

そしてそれがたとえ,自分にしかほとんど意味のないことであったとしても。
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